素敵な美術館その1
ボルティモア美術館
メリーランド州ボルティモアは、首都ワシントンDCから六十キロほど離れた、チェサピーク湾の奥にある都市で、アメリカ合衆国では九番目のおよそ七十九万人の人口をもちます。
一八三〇年にボルティモアとオハイオを結ぶ鉄道がアパラチア山脈を越えて開通して以来、中西部への入口として栄え、またペンシルベニア炭田の石炭の積出し港としても重要な都市でした。
しかし、エネルギー革命と鉄鋼不況、交通・通信の飛躍的な発達は、この東部の名門都市にも少なからぬ影響を与えているらしく、アメリカ九番目の都市にしては、あまりにも静かでくすんだ印象は免れません。
とくにワシントンから着いてみると、どうしてもさびれた街という印象が強くなってしまいます。